藤沢の法律事務所の相続コラム9

2020/05/15
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藤沢かわせみ法律事務所です。

今日から何回かに分けて、戸籍に関するあれこれについて、ご説明をさせて頂きたいと思います。

 

今回は、「相続人調査の重要性」についてです。

 

遺産分割に関する協議や調停を行うことを検討する場合、まず、相続人調査を行います。(ただ、実際には相続人調査と並行して、遺産の調査を行うことが多いです。)

 

具体的には、被相続人が生まれてから亡くなるまでの戸籍を取得する必要があります。その上で、民法で定められた相続人の順位(直系卑属(子など)→直系尊属(親など)→兄弟姉妹)に応じて、相続人がいるかどうかを調べます。

 

遺産分割協議は相続人が全員で行う必要があるため、本当に「全員」なのかどうかを確認する必要があるからです。現実的にはあまり起きないかもしれませんが、「時間をかけて遺産分割協議がまとまったのに、後日、他に相続人がいることが判明した。」ということも考えられないわけではありません。こういった場合、相続人全員での遺産分割協議ではないため、遺産分割自体が効力の無いものとなってしまいます。たとえば、被相続人の子が、相続人が増えると、被相続人の他の子(相続人)が取得する遺産が減少します。

 

そのため、相続人の調査は、確実に、慎重に行う必要があります。また、裁判所に遺産分割調停を申し立てた場合には、添付した戸籍書類に不備がないか否かの確認が裁判所において行われます。

 

次回は戸籍の種類についてご説明させて頂く予定です。