藤沢かわせみ法律事務所です。
今回は、戸籍の話⑤と題しまして、私が相続人調査を行う際に留意している点と皆様にご留意いただきたい点についてご説明させて頂きます。
私が相続人調査を行う際に気を付けていることは、「確実に、慎重に、迅速に」ということです。
相続人調査を正確に行うことが大切であることは、「戸籍の話①」でご説明したとおりです。
被相続人の方が全国を転々としていた場合などには、取得しなければならない戸籍の数も増えますので、調査完了までに時間がかかる場合もあります。ただし、時間がかかる場合があると言っても、急ぐあまりに見落としがあってしまうといけません。そのため、相続人調査は、やはり、慎重に行う必要があると考えています。
そのような理由から、「確実に、慎重に、迅速に」ということを気を付けています。
もちろん、「弁護士に相続人調査をお願いしたのに、全然、進んでいない。」というご不安を抱かれないよう、定期的にご報告させていただくことを心がけておりますし、当初考えていたよりも時間がかかってしまいそうな場合には、その理由とともにご説明させていただいております。
戸籍の申請を例にとると、申請の手数料として必要な定額小為替が450円(これに発行手数料100円が加算されます。)です。さらに、郵送申請の場合、申請用の切手と返信用の切手も必要です(168円)。そうすると、郵送請求の場合には、1通の戸籍を申請する場合に718円が必要となってきます。また、郵送請求を行うと、郵送の時間が往復がかかることとなります。そのため、ご自身で取得出来る戸籍はご自身で取得して頂き、取得困難な戸籍に関しては弁護士が取得することが、費用面でも時間の面でも良いように思います。
戸籍に関する話は、今回で一段落となります。