藤沢の法律事務所の相続コラム28

2020/05/29
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藤沢かわせみ法律事務所です。

本日は「遺産分割調停の長期化(原因)」についてご説明させて頂きます。

 

「遺産分割調停は時間がかかると聞いたことがありますが、本当ですか?」と質問されることがあります。ケースバイケースだとは思いますが、時間がかかる場合には、何年もの時間を要することがあります。ただ、家庭裁判所においても進行の迅速化を心がけてるようですし、何年も時間がかかる場合は多くはないというのが実感です。

 

そこで、遺産分割調停の長期化の原因として考えられるものをいくつかご説明いたします。

 

1 相続人が多数

 

遺産分割調停の成立には、相続人全員の同意が必要です(相続分の放棄や譲渡は除いています)。相続人が多数であれば、それだけ異なる考えを持つ方がいらっしゃるので、意見を調整するのに時間を要することがあります。

 

2 前提問題が未解決

 

相続人の範囲や遺産の範囲について争いがある場合には、それらの前提問題を訴訟で決着する必要があります。訴訟自体も1年程度の時間を要することが多く、訴訟の結果を待った上で調停を再開することとなりますので、その分、時間がかかります。

 

3 付随問題の主たる争点化

 

当事者が、使途不明金の処理・葬儀費用の負担等の付随問題について固執してしまい、主たる争点となってしまう場合があります。このような場合、本来の話し合いの対象である事項について、話し合いが進まない場合があります。

 

4 感情的対立

 

相続人間で感情的対立がある場合には、長期化することが多いです。遺産分割調停の場が、他の相続人を非難する場になってしまうことがあり、このような場合には、調停が長期化することがあります。

 

全ての遺産分割調停に当てはまるとは考えていませんが、よく挙げられる長期化の原因についてご説明いたしました。調停を可能な限り迅速に対立させることも、代理人である弁護士の役目であると考えています。

 

次回は、遺産分割調停の長期化(デメリット)についてご説明させていただく予定です。

 

遺産分割調停に関してお困りでしたら弁護士松永大希(藤沢かわせみ法律事務所)までご連絡下さい。

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